教員からのメッセージ

地球への影響を科学的に見極める力をつけてほしいと思います

気象に興味を持ったきっかけは一冊の本です。その本は登山者向けに雲の種類や天気図の描き方などを紹介してあり、当時中学生であった私にとっても実にわかりやすく面白い本でした。その後、私は大学院まで進み、博士課程終了後、(財)電力中央研究所に勤務しました。2008年度から地球科学科で学生の研究指導をしています。環境問題に対して人間は、身近に被害を受けて初めてその重要性を知り対策を練ろうとします。その際の科学者の役割は、良い環境を残すために正しい情報を提供して「警告する」ことだと考えています。環境問題の研究をしたいと思ったら、事象を正確に把握し、地球に対する影響の程度を科学的に見極める力をつけてほしいと思います。

環境気候気象研究室 加藤 央之 教授

加藤 央之

自然の中で地学現象を考える“本物の体験”を重視しています

私は応用地学科(現在の地球科学科の前身)の卒業生で、大学入学以来ずっと火山の研究に熱中してきました。一般に、噴火開始後どのように推移するかは予測が難しいですが、過去の事例を知ることは将来に備える上でも大事です。最近では日本の20世紀最大規模の噴火である、櫻島火山の大正噴火の推移の復元に取り組みました。国内外の多くの火山を訪れる中で、時には爆発的な噴火や、目の前を流れる灼熱の溶岩など“地球の鼓動”を実感することもあります。こうした体験はフィールドに出る醍醐味といえます。時々引率を担当する「海外実地研究」では、ダイナミックな自然の中に身を置いて地学現象を考える“本物の体験”を重視しています。

火山・岩石学研究室 安井 真也 教授

安井 真也